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発行
日本国際交流センター
編著者
佐橋亮、ジェームズ・ギャノン
著者
細谷雄一、竹中治堅、越智隆雄、安藤(内田)優香、森聡
出版年月・判・頁等
2015年12月、価格:2880円+税
ISBN
978-4-88907-147-4
概要
過去25年間で日本には16名の首相が生まれた。これはイタリアやポーランドと並ぶ水準であり、少なくとも海外からみれば日本政治の不安定さの象徴とみなされている。「首相リレー」はなぜ生まれてしまったのか。それは日本と諸外国との関係にいかなる影響を与えるのか。
本書が構想された民主党政権末期と比べれば、現在の日本政治が抱える問題はむしろ政治リーダーシップの強さという指摘もあろう。しかし本書は、国会運営、自民党総裁選、政官関係、世論との関係などを題材として、日本政治が根幹に抱える不安定要素は現在も解消されていないことに注目する。また民主党政権による外交を例に取り、なぜそれが対米関係、対中関係において期待された効果を上げることがなかったのか、原因を探る。
本書は、スミス・リチャードソン財団の助成を得て実施された「政治リーダーシップの不在とその国際的影響」の成果である。
構成
Preface | |||
1. | Looking for Leadership | James Gannon and Ryo Sahashi | |
Domestic Governance and Political Leadership in Japan | |||
2. | The Evolution of Japan's "Leadership Deficit" | Yuichi Hosoya | |
3. | The Frequent Turnover of Japanese Prime Ministers: Still a Long Way to a Westminster Model | Harukata Takenaka | |
4. | Party Politics and Leadership Change in Japan: The Prime Ministerial Relay | Takao Ochi | |
5. | What Went Wrong under the DPJ? Political Leadership and Foreign Policy |
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6. | The DPJ Government's Failed Foreign Policy: A Case of Politician-Led Government Gone Wrong | Ryo Sahashi | |
7. | Political Leadership in Japan and Japanese Foreign Policy: Lessons from the DPJ Governments | Satoru Mori | |
8. | Japan's Way Forward: The Prospects for Political Leadership and the International Implications | James Gannon and Ryo Sahashi | |
Appendix | |||
Prime Ministers of Japan | |||
About the Contributors |
執筆者
内田 優香 フライシュマン・ヒラード・ジャパン シニア・アドバイザー、元外務大臣秘書官
越智 隆雄 衆議院議員、元内閣府大臣政務官
佐橋 亮 (公財)日本国際交流センター リサーチ・フェロー、神奈川大学法学部准教授 (編者)
竹中 治堅 政策研究大学院大学教授
細谷 雄一 慶應義塾大学法学部教授
森 聡 法政大学法学部教授
ジェームス・ギャノン
(James Gannon 米国法人日本国際交流センター事務局長 (編者)
本書の英文ページはこちら
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