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日本国際交流センター(JCIE)では、政府、民間のいずれにおいても散発的に行われてきた外国人の受入れについての議論を、多様なセクターの代表者による継続的な議論として形成することを目的に、2018年度から、「外国人材の受入れに関する円卓会議」を実施しています。
現在、日本では深刻な人手不足とともに、急激な人口減少が進行し、将来に対する懸念と閉塞感が深まりつつあります。そうした状況の中で、日本は、多様な国や地域の、様々なバックグラウンドを持つ人が暮らす社会となっています。いわば日本のグローバル化ともいうべき、多文化・多民族化が進展しているのです。
日本社会の少子高齢化を背景にして進展している日本社会のグローバル化へ対応するためには、人手不足の一時的な解消のための外国人労働者の受け入れというこれまでの議論を乗り越える視点と具体策が求められます。今後、外国人材の本格的な増加が想定される中で、外国人の望ましい受入れのあり方や定住への対応、さらには将来の日本のビジョンについて、これまでのような散発的な議論を乗り越え、中長期な視点に立って、多様なセクターが多面的・包括的な議論を行う場が必要不可欠です。
円卓会議では、政界、経済界、自治体、NGO、メディア等、社会各層を代表する方々 に発起人としてご参画を願い、2018年7月に開催した発起人会合を皮切りに、日本の将来に向けての方向性を示せるような多面的、包括的な議論を自由闊達に行っています。さらに、シンポジウムなどを通じて議論の成果を社会に幅広く広め、政策構築の支援を視野に入れながら、外国人の受入れのあり方についての国民的な議論が高まることを目指しています。
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