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強固な日米関係は、アジア太平洋地域および世界の平和と安定の基盤であり、JCIEは設立当初より、日米関係に関する民間レベルでの政策対話や両国の政治議会交流を活動の中核の一つとしてきました。国際社会の秩序が大きく変動している今日、なお一層、日米関係の重要性が高まっています。JCIEでは、東京のJCIEと米国法人JCIE/USAが緊密に連携しながら、両国の政治家と議会関係者、次世代の政治リーダーが相互に訪問し日米共通の関心分野について党派を超えて忌憚なく議論する機会を提供し、相互理解を深め信頼関係とネットワークを築くことに寄与しています。
さらに近年は、ジェンダー、保健、高齢化など、グローバル課題を扱うJCIEの様々なプログラムにおいても、日米間の政策対話や実務家の交流に力を入れ、グローバル課題の解決に向けた日米の協働や多国間の国際協調の枠組みにおける日米連携を促進しています。
日米議員交流プログラム、米国連邦議会スタッフ交流プログラム、日米次世代政治リーダー交流プログラムの三事業を通じ、両国の議員と議会関係者の訪米・訪日プログラムを実施しています。両国が直面する様々な課題と解決に向けた取り組みについて議論する機会を提供し相互理解を促進しています。これまでにJCIEの政治・議会交流プログラムに参加した議員と議会関係者は延べ1223人*で、多くの議員が後に政府や議会の要職につき、対外関係の意思決定に重要な役割を果たしています。
*1968年以来、JCIEの政治・議会交流プログラムに参加した⽇本の国会議員、⽶国の連邦議会議員、 議会スタッフ、地⽅議会⾸⻑、地⽅議会議員、政党スタッフの数、2024年5月現在。
2020年のJCIE創立50周年に際し、日米関係政策対話や政治交流の50年史を編纂しました。初代理事長の山本正を中心にJCIE設立前の1960年代末から関わってきた下田会議や日米議員交流はじめとした諸事業に関して、散逸した当時の資料を取りまとめ歴史的意義や時代背景、各年代のトレンドなどを踏まえた分析を行ったものです。本書は、JCIEが実施してきた日米政治・議会交流が、複雑化していく日米関係を支え発展させる上で重要な役割を果たしてきたことを示す貴重な記録です。 詳細はこちら
日米の政治経済関係における女性の役割と両国共通の政策課題について討議する枠組みで、2021年に開始されました。女性が政治と経済の分野でリーダーシップを発揮する機会が平等に得られているか、その際に直面する諸課題や、ジェンダー平等の推進について議論を続け、両国で女性の政治参画を促進するベスト・プラクティスを蓄積しています。 詳細はこちら
高齢化は日米両国が共通に抱える深刻な社会課題です。両国で高齢化社会への対応に当たる行政の担当者や実務家が相互に相手国を訪問し、自治体、市民団体、企業などによる革新的な取り組みの視察と関係者との対話を通じて高齢社会対策における日米の相互理解を深め、今後の連携の方策を見出すことを目指しています。
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日本と米国の両政府は、1993年に「日米コモン・アジェンダ」に合意して以来、エイズ対策や人口問題を含む地球規模課題の解決に向けた両国の協力を推進してきました。JCIEでは「グローバルヘルスと人間の安全保障プログラム」の一環として、グローバルヘルス分野における日米協力を後押しすることを目的とするトラック2の政策対話を実施しています。 詳細はこちら
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