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編著者
Edited by Gerald L. Curtis
発 行
Japan Center for International Exchange
出版年月・判・頁等
2000年12月、320頁 価格:¥2,800+税
ISBN
ISBN4-88907-040-0
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概 要
国際共同研究「アジア太平洋における日米関係の再定義」の成果論文集。第2次世界大戦後の世界では日米間の国益に明らかに相互補完性があり、これが両国間の片務的とも言われる関係を支えてきた。しかし近年の全世界的地殻変動の結果、日米の二国間関係そのものを定義し直す必要が生じてきている。共同研究は、こうした問題意識に立ち、新時代の両国関係はどうあるべきかを考え、新しい環境にどのように対応していくべきかを検討することを目的とした。コロンビア大学東アジア研究所のジェラルド・カーティス教授を編者に日米の新進気鋭の政治学者による研究論文を収録。
< 本書内容>
1.ニクソン政権からクリントン政権までの米対日政策
ジェラルド・カーティス(コロンビア大学教授)
2.日本の市場開放:規制緩和、再規制、と部門別差異
ロバート・ビュロック(コーネル大学助教授)
3.グローバル金融時代の日米金融市場関係
ジェニファー・ホルト・ドゥワイヤー(コロンビア大学東アジア研究所リサーチ・アソシエート)
4.1990年代日本の財政基本姿勢の転換:外圧、相次ぐ政党再編成、景気後退等の影響
加藤淳子(東京大学助教授)
5.経常黒字に対する日本の反応の変遷:1990年代の円高とマクロ経済政策
古城佳子(東京大学助教授)
6.日米関係の中のメディア:国際関係における各国マスメディア
田所昌幸(防衛大学校教授)
7.政策アイディアの影響:リビジョニズムとクリントン政権の対日貿易政策
ロバート・ウリウ(カリフォルニア大学アーヴァイン校助教授)
8.冷戦後の日米安全保障関係維持への挑戦
マイケル・グリーン(外交問題評議会フェロー)
9.1990年代日米関係の国際的文脈
田中明彦(東京大学教授)
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