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日本国際交流センターは、グローバルファンド日本委員会の事業の一環として、FGFJ Issue Brief(論点解説)シリーズの刊行を開始した。日本におけるグローバルヘルス政策上の優先課題の視点から、専門家がグローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)による支援の仕組・成果や将来展望を解説し、政策関係者や専門家の間での議論の活性化をはかることを目的とする。本稿はその第2号で、低・中所得国が援助から自立し、自国予算で感染症対策資金を持続的に確保する取り組みへのグローバルファンドの支援について、稲岡恵美氏(グローバルファンドヘルスファイナンス部シニアアドバイザー)が解説している。自国資金の動員を促進するグローバルファンドの取り組みは国際的な保健機関の中で極めて画期的であり、グローバルファンドが取り組む理由と課題、具体的な取り組みの内容、今後の見通し等がまとめられている。
また、日本政府が2024年春に発表した、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)に向けたヘルスファイナンスを支援する「UHCナレッジハブ」は、グローバルファンドの取り組みとまさに同じアプローチであるとし、UHCを世界に提唱してきた日本が貢献できる役割が提起されている。
PDFのダウンロード:
(日本語版)「持続可能な感染症対策に向けて―グローバルファンドによるヘルスファイナンスの取組―」
(英語版)「Strengthening the Financial Sustainability of Disease Programs: Health Finance Approach of the Global Fund」
グローバルファンドが直面する課題―保健システム強化と持続性―
被支援国のヘルスファイナンス支援―オン・バジェットを通じた国内資金動員―
国際保健機関の間の連携等(パートナーシップ)
ヘルスファイナンスに関する技術支援(保健データや公共財政管理能力)
バリュー・フォー・マネー(Value for Money)
グローバルファンド日本委員会(FGFJ)の活動は公式サイトをご覧ください。
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