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日本国際交流センター(JCIE)では、休眠預金等活用法に基づく資金分配団体として、「外国ルーツ青少年未来創造事業ー外国にルーツをもつ子供・若者の社会的包摂のための社会基盤作り」(Supporting Youth of Diverse Roots and an Inclusive Society:SYDRIS)(2020年4月~2023年3月)を実施します。本事業では、公募の結果に基づいて7つの事業に対して、外国ルーツ青少年が必要とする学習支援、進路指導、カウンセラー・適応支援、就労支援などにかかわる活動に資金的支援を行うとともに、外国ルーツ青少年の日本社会へのスムーズな移行を実現できる社会的基盤づくりに向けた環境整備を進めていきます
日本への人の移動が活発化し始めた1980年代半ば以来、日本に住み、働く移住者・外国人はますます増えつつあります。また、就学や留学、その他の理由により来日し、日本に暮らす移住者・外国人の増加に伴い、日本の学校で学ぶ外国にルーツをもつ子ども・若者*(以下、外国ルーツ青少年とする)も急速に増加しています。
*「外国ルーツ青少年」とは、国籍にかかわらず、父母の両方、またはそのどちらかが外国出身者である子ども・若者を指します。
言葉、生活習慣、宗教、家庭環境、来日前の学習経験等、多様な背景を持った外国ルーツ青少年は、学習は言うに及ばず、学校や社会への適応、進路・キャリアなど様々な場面で複合的な困難を抱えやすいです。そのため、就学・復学を含む就学・学習支援の場の創設による教育システムへの包摂や、社会的・職業的自立に必要な知識・技能の習得に基づく社会的・経済的活動への参画、支援の地域間格差の緩和のためのノウハウの移転・共有、専門人材の育成など、多岐にわたる取り組みに行政、学校、企業、NPO/NGOなど多様なセクター間の協力が不可欠です。
本事業では、公募の結果に基づいて採択された7つの事業(8つの団体)が、外国ルーツ青少年が必要とする学習支援、進路指導、カウンセラー・適応支援、就労支援などにかかわる活動を通じて、外国ルーツ青少年の日本社会へのスムーズな移行を実現できる社会的基盤づくりを進めていきます。あわせて、外国ルーツ青少年が日本社会から分離・分断され、社会的に孤立することなく、日本で安定的な地位を達成することができる制度的基盤作りに向けて、調査研究や自治体・政府等との意見交換会等を通じて当分野にかかわる制度・施策の変革に向けたアドボカシー活動に努めます。
助成先団体(採択事業については、こちら)
公募情報
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関連事業
本事業は休眠預金を活用した
事業になります
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