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日本国際交流センター(JCIE)では、2023年2月から2024年3月まで、新規来日や再入国をした外国にルーツを持つ子どもをはじめ日本に暮らす外国ルーツ青少年*が教育システムに包摂され、将来の進路・キャリアを考えていけるような環境づくりを目指し、休眠預金等交付金を活用した「外国ルーツ青少年の教育スタート支援―スムーズなスタートを支える体制作り」事業を実施します。
本事業では、新規来日や再入国をした外国ルーツ青少年をはじめ日本に暮らす外国ルーツ青少年が国境・地域を超えた移動や言葉の壁などにより学ぶ機会が奪われることなく、自分の進路・キャリアを描いていけるように、外国ルーツ青少年の日本での編入学などの就学、学業継続、進学・進路支援などに取り組む団体に助成を行います。
また、2020年4月より3年間の事業として取り組んできました「外国ルーツ青少年未来創造事業」(SYDRIS)の成果やネットワークを生かし、各団体がもつ課題の解決およびその過程で得られた気づきなどを今後の支援基盤作りに生かすための好事例として整理します。そして、JCIEの強みである啓発・アドボカシー活動を通じて文科省等の政府機関を含めたステークホルダーや社会に発信し、今後必要な体制作りに向けた情報発信や地元でのネットワーク作りにも側面的な支援を図っていきます。
*外国ルーツ青少年とは、国籍にかかわらず、父母の両方、またはそのどちらかが外国出身者であるなど外国につながりをもつ子ども・若者を指します。
本事業では、コロナ禍において日本への入国制限・再開・緩和、学校の休校・再開、政策や施策の変化、経済困窮等により教育の場につながりにくい、つながっていても適切な支援が受けられない状況に置かれた外国ルーツ青少年を対象とした活動を行います。具体的には、日本語や教科学習支援と説明会の開催などを通した「教育・進路支援」、全国または各地域における支援環境の改善に向けた学習支援のノウハウ移転や支援の担い手の発掘・育成を通じた「支援リソースの創出」を行います。また、外国人散在地域における教育と支援体制の実態や外国ルーツ青少年の支援ニーズを把握するための「調査研究」とその結果を踏まえた自治体・ステークホルダーへの提言・アドボカシー活動に取り組みます。
助成先団体(採択事業については、こちら)
本事業は休眠預金を活用した
事業になります
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