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日本国際交流センター(JCIE)は、民主主義の未来研究会事業の一環として、「日本の民主主義の再評価」プロジェクトを実施しています。(プロジェクト開始のニュースリリース)
本プロジェクトは、竹中治堅 政策研究大学院大学教授を主査に迎え、過去から近年における日本の民主主義を強みと弱みの両側面から俯瞰し、新しい時代に相応しい日本の民主主義とは何かを探ることを目的としています。これまで第1回「日本の民主主義の現状」、第2回「統治機構」、第3回「市民社会、多様性、メディア」それぞれをテーマにして3回にわたりパネル討論を各専門家と行い、このたび最終報告書が完成しました。
一連の議論の内容がまとめられた最終報告書では、戦後から近年にかけてどのように日本の民主主義が成立、移行、定着していったかを振り返り、日本の民主主義の強みと弱み、機能している点、していない点を評価しています。特に日本の民主主義の三つの課題として、有権者の意識、メディアのあり方、ジェンダーギャップを抽出し、パネル討論の論議を交え考察しながら、他国にとって参考になる点や課題についても触れています。
ぜひご一読ください。
最終報告書執筆者:
竹中 治堅 (政策研究大学院大学 教授、日本の民主主義の再評価プロジェクト主査 )
民主主義の未来プロジェクトの概要
冷戦終結により共産主義は自壊し、勝利した自由と民主主義が世界に拡散していくと信じられていました。ベルリンの壁崩壊から30年が経った今、世界各地では権威主義的統治手法が拡大し、先進民主国でさえポピュリズムの台頭でぐらつき始めています。今日の世界において、民主主義は顕著に後退していると言っても過言ではありません。こうした問題意識を踏まえ、JCIEは、国際秩序と普遍的価値が現在どのような脅威にさらされているのかを理解し、日本としてどのような政策を展開できるのか検討する研究プロジェクト「民主主義の未来 -私たちの役割、日本の役割」を2018年に開始しました。
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Copyright © Japan Center for International Exchange (JCIE)