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としています。第1回目となる今回の会議では、本事業に採択された8つの団体の関係者を含む25名が出席し、お互いに顔の見える関係となるとともに、お互いの活動に対する理解を深めるため、各団体及び活動の紹介と質疑応答の時間を持ちました。
まず最初に、JCIE執行理事の毛受敏浩から、コロナ禍で生活困窮に陥った在留外国人に対するセーフティネットの提供をはじめ、日本で生活を送る外国人の自立支援、彼らを支援する日本各地域における支援体制の整備・強化を図ることを目指すHAMISの目標、全体像について説明しました。
つづいて、各団体の代表から、各団体が行う事業の狙いや事業の内容についての紹介とともに、助成事業を開始してから見えてきた現場における課題とこれから必要となるリソースなどについて情報を共有しました。各団体は、食料支援、シェルターの提供、行政窓口への同行・通訳、医療支援、日本語学習支援等、取り組む支援の形は異なるものの、言語の壁や不安定な在留状況の中で生活困窮に陥っている在留外国人の自立を支え、在留外国人が日本で孤立することなく安定的な生活を取り戻せることを目指しているとの共通目標を再確認しました。また、各団体による活動紹介後は、在留外国人にとって支援後の出口が見えにくい状況や、在留資格等により公的支援から除外されている方々への支援の必要性など、活動の課題も共有されました。
参加した団体からは、他団体の活動について知ることができ、良い刺激を受けたとの感想や今後の連携・協力についても前向きに検討したいとのコメントが寄せられました。また、連携・協力可能性について具体的な検討に向けた団体同士の踏み込んだ意見交換の場の必要性も提案されました。
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