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日本国際交流センター(JCIE)は、2023年9月25日に、今年度二回目となる「外国人材の受入れに関する円卓会議」を衆議院第一議員会館内の多目的ホールで行い、国会議員・大学教授・実業家・支援関係者を含め、19名のメンバーが参加しました。
今回の円卓会議は、日本が人材獲得競争において国際競争力を付けることが課題とされる中、高度人材の受入れに関わる現場との意見交換が求められる現状を踏まえ「高度人材の受入れと定着―課題と展望」をテーマとして議論を行いました。
会議では冒頭に柿沢未途・法務副大臣(当時)より開会の挨拶がありました。副大臣は、外国人材の受入れに関して、政府内で技能実習制度の制度設計に関する議論が活発化している現状に言及し、円卓会議における意見交換の意義を述べました。
続いて「高度人材受け入れと定着」についての実践として、二名の登壇者より発表がありました。一人目は結城 恵・群馬大学教授からは、「群馬にいながら、日本・母国・世界に通用する人材をつくる」ことを目的とした「グローカルハタラクラスぐんま」プロジェクトについて説明があり、外国人材を地方に受入れ、地方創成にも繋げられる可能性が示唆されました。二人目の竹内 幸一・(株)グローバルパワー代表取締役は、同社の外国人材向けの求人サイトNinjaの運営を通した知見、特に日本で求職する外国人が抱える課題を共有しました。
その後の質疑応答・意見交換では、多くの参加者が発言し、その内容も多岐に渡りました。日本語力をどれほど重視する必要があるのか、地方は外国人材にどれほどの魅力があるのか、出身国の慣習と日本の慣習をどう取り扱うかなどの質問が出され、議論は活発化しました。また、円卓会議メンバーによる近況報告もなされました。
その後、円卓会議座長の狩野 功・日本国際交流センター理事長が閉会の挨拶として、外国人に限らず労働人材全体の活用について、また国内における多様性との向き合い方について総括しました。
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