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TICAD閣僚会合の機会にアフリカのUHC実現に向けた保健資金を議論

20248月26日、日本国際交流センター(JCIE)は、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンとの共催で、アフリカ開発会議(TICAD)閣僚会合テーマ別イベント「アフリカにおけるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ達成のためのグローバルヘルス・ファイナンシング:成果の最大化に向けたパートナーシップをいかに推進するか」を開催しました。本テーマ別イベントは、TICAD閣僚会合の一環として、国際機関や市民社会組織等の主催で開催されたイベントの一つです。

背景

2023年の「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)進捗レポート」によると、世界で基本的な保健医療サービスにアクセスできていない人の数は45億人、そして医療費の支払いにより困窮に陥っている人は20億人に上ります。SDGs達成年である2030年に向けて、UHC実現に向けた取り組みをいかに加速化するかは来年のTICADに向けて重要なテーマの一つです。特に、医療費の支払いによって困窮化する人の数は改善が見られず、保健・医療サービスの提供に必要な資金(保健資金)を国内外からいかに調達するかは喫緊の課題となっています。アフリカでは、2001年にアブジャ宣言を採択して以来、保健予算を国家予算の15%にまで引き上げることを目標に国内資金の動員にも取り組んでいます。また、昨年12月12日に「ルサカ・アジェンダ」が発表されて以来、低・中所得国を対象とした保健資金の拡充に大きな役割を果たしてきた国際機関の間で、相手国の国内資金拡大・オーナーシップ醸成を共通目標とした協調・連携を強化する動きも活発になってきています。

本イベントは、こうした背景を踏まえ、UHCを実現するための保健資金に焦点を当て、アフリカの政府の視点、国際機関の視点、市民社会や民間企業の視点、そして、日本というドナー国の視点から、アフリカにおいて各国のオーナーシップの下、UHC達成を後押しするために、いかなるパートナーシップが求められるか、また日本の果たすべき役割は何か議論を行いました。

各セッションの概要

ハイレベル対談では、アフリカの元保健大臣を交え、アフリカの各国において保健予算を増やす上での課題、そして医療費の支払いによる困窮を防ぐための具体的なステップについて議論を行いました。各国において保健予算を増やすためには、首脳を始めとする政府全体で保健への投資の重要性を認識する必要があり、外部資金はあくまで国内資金を補完するものであり、その逆であってはならないこと、また、国内資金を動員することに加えて、歳出の実施とその質を高めることの重要性が強調されました。医療費の支払いによる困窮に対しては、医療費が貧困の原因になっていることを広く周知し、国そしてグローバルレベルの優先課題とする必要があると指摘されました。

それに続くパネルディスカッションでは、「ルサカ・アジェンダ」を主要テーマに、多様なステークホルダーのパートナーシップに焦点を当てた議論が行われました。ルサカ・アジェンダを踏まえて、政府だけではなく、コミュニティを含むカントリーオーナーシップを醸成しつつ、各国のUHC達成に向けた主体的な動きを後押しすることの重要性が強調されました。また、関係機関間のパートナーシップを後押しするためには、事業や組織を超えた総体としての相乗効果を目指すこと、さらに企業との連携を強化するためには、バリューチェーンの中で民間セクターが果たせる役割を明らかにしつつ、官民連携を推進する共通言語を持つ重要性が指摘されました。

エチオピアとガーナを視察した7人の国会議員によるランチョンセッションでは、Gaviやグローバルファンドといった多国間機関による貢献の重要性が共有された一方、国民への説明責任が求められる中で、出口戦略を持ちつつ支援する必要性や、外交上の意義や日本企業進出による国益への貢献、アフリカでの革新的な取り組みによる日本の課題解決(リバース・イノベーション)への寄与を期待するとの意見が共有されました。

当日のプログラムはこちら

レポートは後日公開予定。

開会挨拶をする穂坂泰外務政務官

特別挨拶に立つ武見敬三厚生労働大臣(当時)

ハイレベル対談のパネリスト

パネルディスカッションのパネリスト

ランチョンセッションに登壇するエチオピア及びガーナに視察した国会議員

閉会挨拶をする逢沢一郎 日本・アフリカ連合友好議員連盟会長

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