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2025年3月4日、日本国際交流センター/グローバルファンド日本委員会は、グローバルファンドのピーター・サンズ事務局長の2年ぶりの来日を記念し、レセプションを開催しました。この中で、世界の三大感染症(エイズ・結核・マラリア)の収束のために貢献された日本の各界の方を顕彰する「グローバルファンド日本委員会リーダーシップ・アワード」の贈呈式を行いました。
悪天候にもかかわらず、政界、市民社会、経済界、学界など各界から100名を超える方々にお集まりいただきました。
当日の会場の様子
ピーター・サンズ グローバルファンド事務局長
レセプションの機会に、世界のエイズ・結核・マラリアの三大感染症対策の促進および日本のグローバルファンドへの支援において、顕著な貢献をされた5個人・団体を表彰しました。。グローバルファンド日本委員会 アドバイザリー・ボード メンバーおよび議員タスクフォースメンバーより、各部門の受賞者の方へトロフィーを贈呈しました。
プレゼンター: 狩野 功 (公財)日本国際交流センター理事長
授賞理由:日本の総理大臣として初めてグローバルファンド増資会合に参加、第7次増資への日本の拠出を誓約、他のドナー国にも大きな影響を与えた。
学術・医療部門: 田沼 順子 国際医療福祉大学医学部感染症学講座教授
プレゼンター: 高木 真理 参議院議員
授賞理由:国内でHIVの診療と研究に従事する一方、国際共同プロジェクトや政策提言にも従事。国内の感染症対策と国際協力は地続きの課題であることを示し、人々の連帯を訴え続けてきた。
報道部門:宮地 ゆう 朝日新聞編集委員
プレゼンター: 國井 修 GHIT Fund CEO
授賞理由:近年日本では話題に上ることが少ないエイズ問題に焦点を当て、ドイツや南アフリカでは研究者、NGO、当事者の方々を取材。コミュニティの現場から、また科学の進歩、国際社会の動きを総合した俯瞰的な記事を執筆。
企業部門:武田薬品工業株式会社
プレゼンター: 鶴岡 公二 元駐英国日本大使
授賞理由:グローバルファンドを通じ、アフリカの感染症対策に貢献。アフリカでの結核、マラリア、エイズ対策、感染症と母子保健のサービスを統合するプロジェクトを支援した。15年間の継続支援は、グローバルファンドの企業ドナーとしては最長。
市民社会部門:故 樽井 正義 氏 特定非営利活動法人AIDS & Society研究会議副代表、慶應義塾大学名誉教授
プレゼンター: 稲場 雅紀 アフリカ日本協議会共同代表
授賞理由:生命倫理学の視点から長年にわたりエイズ対策に従事。特に感染症当事者の人権擁護と感染症対策の担い手としての当事者参画を推進。
レセプション及び贈呈式の模様は動画でもご覧いただけます。
詳細については、グローバルファンド日本委員会のサイトの開催報告をご覧ください。
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