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日本国際交流センター(JCIE)は、2025年3月12日、「アウトリーチ手法による外国ルーツ住民の自立支援事業―困窮からの抜け出しを支える体制づくり」(以下、アウトリーチ事業)の一環として、午前はアウトリーチ事業の第5回目となる連携会議*を、午後はキャリア支援事業との合同会議を開催しました。翌日13日には、全国から集まった民間支援団体と都内の外国人支援の現場や政府機関を訪問するフィールドワークを行ないました。
ここでは、12日のアウトリーチ事業第5回連携会議の内容を報告します。
本事業は、2025年度に事業最終年(3ヵ年事業の3年目)を迎えることから、今回の会議では2年目事業の終盤において、成果の到達点の確認および事業改善点を共有し、それを踏まえて今後の中期・長期目標実現のための事業計画の見直しにつながる意見交換を行ないました。
前半は、各団体から現在の到達点についてのプレゼンテーションが行われました。この中では、本事業を通じて、順調に成果が見え始めていること、また、仮説通りに進んでいないこと、それぞれの要因分析を踏まえて、本事業の着地点と重視する成果を中心に各団体の現況が共有されました。
成果が見え始めた成功要因として、区役所、社会福祉協議会、国際交流協会、他の支援団体など、公的セクターと民間セクターが参画する連携ネットワークの構築や拡大があげられました。その一方で、地域性やそれぞれの団体のやり方といった多様な状況をいかに仕組化していくかという課題も共有されました。プレゼンテーションに対する質疑応答では、参加者から実践的な質問が相次ぎ、活発な議論が交わされました。
後半は、前半のプレゼンテーションを踏まえて、5年後の事業の理想の姿と、そのために助成期間終了の1年後までに重点的に取り組むことについて、参加した団体のメンバー内に加え、他団体と事業成果の明確化のための意見交換がなされました。
最後のふりかえりでは、これまでの経験を踏まえた実質的な計画や目標にいたる最優先事項が具体的に示されました。また、すべてを自団体だけが担おうとせずに、他の団体と連携して地域全体、場合によっては全国レベルで必要な支援をカバーする体制作りをすることの重要性の再認識など、今後の支援の仕組みづくりに関する見解なども述べられました。
*連携会議は、団体の相互連携と協力を促進することを主な目的としており、各回テーマを設定して定期的に開催しています。
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