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日本国際交流センター(JCIE)では、青少年自立援助センター(YSC)と協力して、2025年度より「外国ルーツ支援における地域的・分野的ひろがり応援事業」(以下、ひろがり応援事業)を実施しています。
日本国際交流センター(JCIE)では、青少年自立援助センター(YSC)と協力して、2025年度より「外国ルーツ支援における地域的・分野的ひろがり応援事業」(以下、ひろがり応援事業)を実施しています。
2026年1月20日、昨年の10月に行われた対面研修の組織基盤強化についてフォローアップ研修を、引き続きOffice musubime代表の河合将生氏とともにオンラインにて開催しました。研修には採択団体8団体の関係者と事務局併せて計20名が参加しました。
昨年10月に行われた対面研修後、各団体は学んだ内容をメンバーに共有し、組織のビジョン・ミッションの再確認をはじめ、課題の抽出や活動を整理するために議論する場を設け、ロードマップの作成などを通じて組織基盤整備・強化のプロセスの見える化に取り組んできました。河合氏は、メンバー内で議論を重ねていく中で、意見に様々な隔たりがあるのは当然のこと、だからこそメンバーで意見をもんでいく話し合いの場が重要であり、組織診断などを皆で定期的に実施するなど継続して活動を見直すことを習慣づけることが大切であることを共有しました。
また、各団体の課題から組織基盤強化の道のりの中でフェーズが変わるときに直面しがちな壁、ひずみと合致する部分を示しながら、新しいメンバーの加入、他団体との連携などのフェーズにおいてにいかに新しい意見を社会動向やニーズに合わせて新しく展開していけるかについて、立ち上げ期、拡大期など、ステージごとの具体例とともにお話しいただきました。
基盤強化のポイントや進め方の理解を深めるために、河合氏が設定した仮想の団体に起こったフェーズごとの壁をどう乗り越えていくかについて、グループに分かれて話し合いを行いました。
各グループともに、新メンバーと旧メンバーの業務移譲、意識の統一や、「参加のはしご」(=事業や人が増え、コアメンバーに業務が集中してしまう状態が続く中、活動に参加する人の中で運営に協力するきっかけ)のお話などは、まさに自分の組織のことを言われているみたいだという声とともに議論が盛り上がり、議論し足りない様子でした。
河合氏はグループごとの発表をもとに解決策の具体例を示しながら、それぞれのフェーズのポイントの再確認を行いました。
組織が課題解決のために活動を始めた創業期、活動が軌道に乗って人が増える拡大期、行政との連携などが始まる公式化のステージなどステージによって変わっていくなか、組織の基盤づくりを行う上で変わらないことは、活動しているのは“人”でありその人同士が「話し合う」ことの大切さであると指摘しました。また、忙しくなっても話し合いの時間を設定し、KPT(Keep Problem Try)の整理をし、組織診断などを皆で定期的に実施するなど継続して活動を見直すことを習慣づけ、仕組み化していくことが重要であることを共有しました。
河合氏は最後に、「組織基盤強化とは、経験を積み重ねながら自分たちらしいやり方を作れる経験であり、最初は他団体のものを真似たものを自分たちなりのものにするチャンス。NPOは自治組織なので、経験を形にして自分たちらしいガバナンスを作って行きましょう」というお話で研修を締めくくりました。
参加者からは、事例を踏まえて課題を客観的に捉え、他団体の方と議論を深めることで、自団体の課題を多面的な視点で議論することができた。議論の時間が足りなかった、フェーズごとに研修をしてほしい、など意欲的な意見を多くいただきました。他団体と議論を深め、これから起こりうる課題を共に想像し、学び合う機会となりました。
Copyright © Japan Center for International Exchange (JCIE)