キャリア支援事業　第2回全体会議

日本国際交流センター（JCIE）は2024年6月7日、「外国ルーツ青少年の自立をささえる進路・キャリア支援事業」の一環として、いくのパーク（大阪市）を会場に第2回全体会議を開催しました。本会議は外国ルーツ青少年を支える団体の相互連携と協力を促進することを目的とし、当該事業採択5団体と関係者を含む24名が参加しました。

開会挨拶では、JCIEの毛受敏浩執行理事が外国ルーツ青少年の進路・キャリアをめぐる現状と課題についての見解を述べ、大阪での本会議と交流が参加者の支援活動をさらに充実させる場となることへの期待を表明しました。続いて、アイスブレイクとして各参加者が1分間の自己紹介を行い、大阪への訪問や知人との再会といった喜びの経験が共有されました。会議は和やかな雰囲気でプレゼンテーションの部へと移りました。

当事業に採択された5団体のプレゼンテーションは、途中にネットワーキングランチを挟み、午前の部と午後の部に分けて行われました。各団体担当者のプレゼンテーションでは、採択事業の内容と目標を説明したうえで、実際に事業を進めていくうえでの事前評価の観点を考慮しての新たな気づきや直面している課題についての見解が示され、とりわけ同様の経験を持つ団体との間で事例共有や提案などの活発な意見交換がなされました。

質疑応答では、前半はステイクホルダーとしての学校との連携が質問の中心となり、学校での有償プログラム採択に向けての戦略や、学校との交渉のノウハウなど、各団体のより実践的な取り組み内容について相互に理解を深めました。後半は、人件費や寄付の活用についての質問が重ねられ、各団体が一堂に会し現場における多様な取り組みを知ることや、情報共有の機会が得られたことを高く評価する声が参加者間から上がりました。

「外国ルーツ青少年の自立をささえる進路・キャリア支援事業」では、今後も随時活動内容をお知らせしてまいります。

＊同会場にて6月7日午後に開催された「アウトリーチ事業　公開パネルディスカッション」、ならびに6月8日に行われた「フィールドワーク」につきましては、こちらをご覧ください。

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